GODZILLA~決戦機動増殖都市~
【アンポンタンの観たくなるアニメ映画解説】
今度は2万年後の富士山を舞台に、再び会敵する!!
2017年、『ゴジラ』は新たな新たな領域へ足を踏み入れました。全3部作で描かれる、アニメーション映画『GODZILLA』(通称:アニゴジ)が誕生したのです。2017年に公開された第1章『GODZILlA 怪獣惑星』はゴジラ映画史上初の3DCGアニメーション作品であり、その映像体験は大きな驚きと称賛をもって迎えられました。アニゴジ全3部作で描かれるのは2万年もの間、地球に君臨し続けた”ゴジラ”と地球をとりも戻すため、絶滅の縁に追い詰められながらもそれにあらがう”人類”の物語になります。
続編となる第2章『決戦機動増殖都市』では、体高300mを超える歴代最大のゴジラ(ゴジラ・アース)を倒すためにシリーズ不動の人気を誇る”メカゴジラ”が登場します。スピルバーグ監督作品の『レディ・プレイヤー1』でも登場した”メカゴジラ”‼ 今度は一体どんな姿をしているのでしょうか?
前回までのストーリーおさらい!!(ネタバレ注意)
21世紀初頭、人類はゴジラに支配された地球に多くの人命を残し、選ばれし者たちだけで恒星間移民船・アラトラム号に乗って移住可能な「約束の地=タウ星e」を目指しました。しかし計画は失敗し、人類は再び地球へと舞い戻ることになってしまいます。そして”長距離亜空間飛行”によって生じた時空の歪みは、人類が戻るべき場所を「2万年後の地球」に変えてしまっていました。その地球で主人公・ハルオたちはゴジラの攻撃を受けながら、20年間考え続けた「対ゴジラ戦術」をエクシフとビルサルド、2種族の異星人と共に実行し、決死の戦闘でゴジラを倒すことに成功します。
しかし、喜びもつかの間、地中深くから真のゴジラ(ゴジラ・アース)が姿を現したのです。2万年もの間成長を続け生き永らえ、体高300m、質量10万トンをこえる姿へと進化した超巨大ゴジラの圧倒的な破壊力を前に、ハルオたちは散り散りになってしまうのです・・・。
歴代シリーズの中でも圧倒的な力を持ったゴジラといえば!?
エヴァンゲリオンを手掛けた庵野監督作品の「シン・ゴジラ」‼ それは、歴代シリーズの中でも超巨大、そして世界を滅ぼすのではないかと震撼させられるほどの圧倒的な力を持っています。しかし、そのシン・ゴジラの体高は約118mほどなのです。先ほども説明しましたが、今回「GODZILLA」に登場するゴジラは体高300m!?なんと倍以上の大きさなのです。このスケールの大きさは3DCGだからこそできる実現できたのかもしれませんね。
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『GODZILLA 決戦機動増殖都市』を観る上での”キーワード”‼
①フツア
人類の生き残りとされる人型種族。昆虫の遺伝子を取り込むことで環境適応進化し、肌は褐色で所々に鱗粉をまとっています。火山地質の地下洞窟を住拠としていて、テレパシーによる会話が可能です。
②巫女(みこ)
フツアの双子の少女(マイナとミアナ)。フツアの崇める神の卵を守る務めを担っています。フツアの統治は長老ムナクが行っていますが、卵の声を聴く力を持つ巫女は一族の中でも特別な存在とされています。
フツアたちによる「人類」の呼称。かつて、自らもの神もゴジラ・アースに敗れたことから、ワタリガラス(ハルオたち)にゴジラ討伐の危険性を忠告します。
④ワーム型セルヴァム
2万年かけて地球上を覆いつくした「ゴジラ・アース」の亜種生物の一種。食物連鎖上では、翼竜型セルヴァムに捕食される立場にある。
⑤ナノメタル
地球脱出前の2046年に完成させた対ゴジラ決戦兵器「メカゴジラ」を構成した特異物質。物質自らが意思を持つ自律思考金属体であり、生成には100ギガワット相当の熱核融合炉を何基も必要とします。
体高50m、総重量3万トンのナノメタルで構成され、高度な量子コンピューターとAIを搭載しています。2046年の「富士裾野決戦」に実践投入される予定でしたが、ゴジラを目の前にして最終起動せず、その原因は不明のままでした。
⑦元富士山麓
メカゴジラ開発プラント跡地。「富士裾野決戦」時にゴジラの攻撃により大規模な地盤崩壊を起こし、富士山自体も山体崩壊をおこし直径約10kmに及ぶ巨大カルデラが形成されました。
⑧ヴァルチャー
パワードスーツをビルサルドが改良、進化させた高機動人型有人兵器。その火力はホバー300機分に相当します。
ピンチのハルオたちを救ったのは!?
ハルオたちを救ったのは、人類の生き残りと目される「フツア」の民、ミアナでした。フツアはこの地球で初めて出会った人型の生命体で、ミアナには双子の姉、マイナもいました。彼女たちは人類の子孫なのか・・・。
「フツアの神もゴジラに破れ、今は卵を残すのみ。挑むもの、抗うもの、すべて炎に焼かれて消える」という彼らにハルオは、「これは、人類の手に地球を取り戻す、最後のチャンスなんだ」と語り返します。
一方、ビルサルドの指揮官・ガルグは、フツアのもつ矢じりが”自律思考金属体=ナノメタル”でできていることに気がつき歓喜します。それは21世紀に彼らが富士山麓で「対ゴジラ」決戦兵器」として開発するも、起動寸前で、破壊された”メカゴジラ”を構成するものと同じ物質であり、その開発プラントが今も尚、残っている証でした。
メカゴジラを起動し、人類の存亡をかけた戦いが今始まります!!2018年5月18日より『GODZILLA 決戦機動増殖都市』劇場公開です(^^)/
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