コロニア(Colonia)
【アンポンタンの見たくなる映画解説】
チリ・クーデターの際の実話をもとにした作品で、ピノチェト軍事独裁政権下でナチスの残党パウル・シェーファーと結びついた拷問施設「コロニア・ディグニダ」(尊厳のコロニー、後のビジャ・バビエラ)の実態が描かれています。
主役のレナをハリーポッターシリーズでハーマイオニー役を演じたエマ・ワトソンが演じています。パウル・シェーファー役をミカエル・ニクヴィストが演じていますが、本人に似ているのもあり、ピッタリ役がはまっています。
ドイツのルフトハンザ航空の客室乗務員であるレナはフライトでチリに来ていました。恋人でジャーナリストのダニエルもチリに来ていたため、レナはダニエルに会いに行きます。しかし、そこでも軍事クーデターが勃発し、ダニエルが反体制分子として捕らえられてしまいます。
そして、ダニエルが収容されたのは「コロニア・ディグニダ」という、表向きは農業コミュニティですが、実態は「教皇」と呼ばれる元ナチ党員パウル・シェーファーが暴力で支配し、ピノチェト軍事独裁政権と結びついた拷問施設となっていて、生きては二度と出られない恐るべき場所でした。
レナはダニエルを助け出すため、命がけで単身「コロニア・ディグニダ」に潜入するのですが・・・。
とにかく、「コロニア・ディグニダ」の中では自由がなく、パウル・シェーファーをあがめ、そこにいる人たちは徐々に希望をすててマインドコントロールされていきます。強制と暴力、そしてろくにシャワーも浴びられない不潔な環境。もちろん、男女が関係を持つこともできず、男女別々の生活を強いられます。そんな中で恋人のダニエルを救うため、このコミュニティの一員となったレナはコロニアでの生活に耐えられるのか!?そして無事にダニエルと共に脱出することはできるのか!?最後まで手に汗握る展開が続きます。
なんといっても、エンディングで実際の「コロニア・ディグニダ」の写真が流れます。一見楽しそうに見える写真ですが、この映画を見た後にその写真を見ると、特別な感情がわいてきます。是非見てみてくださいね(^^)/ byアンポンタン
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ドラマ版”コロニア”みたいな感じです ⇩⇩⇩⇩⇩