レッド・スパロー（RED SPARROW）
【アンポンタンの見たくなる映画解説】
本当のスパイとは！？
おそらく本物のスパイは決して華麗ではなく、過酷なのだと感じさせられるリアルな作品に仕上がっています。監督は「ハンガー・ゲーム」フランシス・ローレンスがつとめました。
【ストーリー】アメリカ合衆国のCIA捜査官のネイト（ジョエル・エドガートン）はロシアの情報屋（”モグラ”）から情報を受け取るためにある公園で取引をするのですが、たまたま居合わせた現地警察にその現場を目撃されてしまいます。しかし、その情報屋（”モグラ”）がかなり貴重な存在であることと、ネイト自身が情をいれていたために銃を発砲して自分がオトリになることで情報屋を逃がすことに成功します。しかし、発砲したことでCIA捜査官であるネイトの存在がロシア側にばれてしまいます。さらに、ネイトが逃がした情報屋（”モグラ”）の存在もばれて、ロシア側が”モグラ”が誰なのかを特定するよう動き出します。
そんな中、国（ロシア）が経営するバレリーナの劇団で主役をつとめていたドミニカ・エゴロワ（ジェニファー・ローレンス）でしたが、彼女は才能にあふれていたために、その才能に嫉妬した同じ劇団のメンバーに大ケガを負わされて引退に追い込まれてしまいます。ドミニカはバレリーナで稼いだ収入を病気の母の治療費にあてていたために、追い込まれて復讐心にかられていきます。そして自分に大ケガを負わせた劇団員を殺してしまいます。ドミニカが絶望していた時に、叔父のワーニャ・エゴロフ（マティアス・スーナールツ）が彼女に「今まで国のためにバレリーナをしてきたが、今度は別の形で国に貢献しないか」と声を掛けます。しかし、叔父の仕事はロシアのスパイだったのです。そして、彼女は母の治療費を稼ぐために”国のスパイ”として働くことになってしまうのですが・・・。
(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
ドミニカが最後に決断したこととは！？
彼女がスパイ活動をする中であたえられた任務がCIA捜査官のネイトから”情報屋（モグラ）”の名前を聞き出すことだったのです。ドミニクはネイトを誘惑していくうちに、逆に少しずつ彼にひかれていってしまいます。そして、いつしかネイトが「こちら側につかないか」と提案を持ち掛けます。それは、ロシアとアメリカの2重スパイになることを意味していました。ドミニカは決断を迫られるのですが・・・。
今作の見どころは、スパイ活動の過酷さと勇敢さ、そして衝撃のラストの展開ですね。ドミニカがいかに賢く勇敢なスパイなのか。そして”モグラ”の正体にも衝撃を受けるでしょう。まったく予想できない展開がたくさん用意されていますが、いくつもの伏線に気づけるかがカギだと思います。あなたは最初から最後まで目が離せないでしょう(^^)/ byアンポンタン
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